強制ロスカットとはなんのこと？

強制ロスカットとは、トレーダーの証拠金維持率がある数値より下回った場合に（取引業者によって数値はことなる）、利用者サイドに通知せずに、取引業者サイドによって強制的に保有ポジションの決済が行われるという措置のことをいいます。

 

一般的にいえることは、レバレッジが大きすぎると、損失がでたときに、トレーダーが被る被害額が大きくなります。証拠金がなくなってしまうだけではありません。

例えば、トレーダーが手を出せないような時期（週末など）になんらかの事件があり、相場が急変した場合には、強制ロスカットが行われて証拠金が吹っ飛ぶだけではなく、借金を作ってしまうというケースまであるのです。この事実はしっかりと把握しておいた方がいいですね。

このようなことが本当のお金を使っていて、損害を被った場合には、家族や勤務先などに迷惑を掛けてしまうかもしれない、といったような大変な事態となることもあります。

 

このため、FXデモトレードで強制ロスカットを実際に体験しておくことをオススメします。証拠金以上の取引が可能なFX取引は、

●冷静にレバレッジをコントロールすること

●トレーダーが感情的になりすぎないこと

がとても重要です。

 

実際にFXデモトレードを体験してみると、小さなレバレッジでは『利益（儲け）』も少ないこと、しかし100倍といった大きなレバレッジでは、儲けも大きい反面、強制ロスカットが行われることが経験としてわかってきます。実際に100倍というレバレッジで取引できる外為業者が存在しますので、現実の取引を行う前にデモ取引で体験してみましょう。

ローソク足チャートとは？（その２）

FXデモトレード（バーチャルFX）は、実際のFX取引を行う前の、事前知識・テクニックを習得するためのツールとして、とても有効なものです。そのため、FXデモトレードで使用する道具類は「色々試す」ということと同時に、その経験から本番の取引までに「これ！！」という道具を決めておくということが大事です。

 

「ローソク足チャート」と呼ばれるものは、多くの投資家が利用して成功してきたものです。

 

ローソク足の基本パターンとして

●「ヒゲがない陽線を『陽の丸坊主』」と呼び、「買い」のサインととらえる

●逆に「ヒゲがない陰線を『陰の丸坊主』」呼び、｢売り｣のサインととらえる

ということが、長い間いわれていました。

 

このように「チャートの形」を重要視した、親しみのこもった呼び名が、他にもつけられています。

 

例えば、

『カラカサ』

『たぐり線』

というのは、長い下ヒゲを持つローソク足のことです。結論だけをいえば「下降気流だったが、現在は値段が戻ってきた」という傾向を現します。

 

『コマ』

と呼ばれるローソク足は、相場が迷っている状態を意味しています。

 

視覚的に相場の値動きが分かる「ローソク足チャート」は、こうして活用されてきました。

 

実際には、理想的な形だけではなく、予想もつかないような値動きが起こらないとはいえませんので、机上の学習が終わったら、実際にFXデモトレードで『体験』をし取引の感覚をつむことが大切です。また、これらの動きの「組み合わせ」についても、学習を続けていってください。

ローソク足チャートとは？（その１）

FX取引で勝利するためには、

「トレンドに乗る」

ということがポイントです。

 

「トレンドに乗る」ということは、取引を行うときに相場が上昇しているのか、下降しているのか、つかむことをいいます。このトレンドをつかむために、トレーダーは『チャート』を利用します。しかし、初心者にとっては、数十種類もあるチャートの中からどのチャートを選べば良いのか悩んでしまうと思います。そこで「ローソク足チャート」の利用を推奨します。

 

これは、多くの投資家が既に活用して成功を収めているものです。さらに、基本の「ローソク足チャート」に、使いやすい応用を加えるといった方法で様々な新しいチャートが誕生しています。

 

また、「ローソク足チャート」は、株価や為替の値動きをわかりやすく視覚化したものとして、慣れているという面もあります。ローソク足は、期間の区切り方が様々であり、

●1日の値動きを示すものは｢日足｣

●1週間なら｢週足｣

●1ヶ月なら｢月足｣

●1年なら｢年足｣

といいます。

 

これだけではなく｢1分足｣｢5分足｣｢15分足｣なども、利用されています。

 

ローソク足は、「陽線」と「陰線」に大別されています。

●陽線●

始値より終値が高く、通常は白か赤で表示され、上昇傾向にあることを意味します。

 

●陰線●

始値より終値が低く、通常は黒か青で表示され、下降傾向にあることを意味します。

 

そして、実態（胴体）部分から出ている線を「ヒゲ」と呼びます。これらは基本ですのでしっかり理解しておきましょう。

注文を出すタイミングについて

FX売買についての基本の考え方は『安く買って→高く売る』ということです。これはどんな商売でも同様なことがといえるでしょう。例えば商売でも『安く仕入れて、高く販売する』ことができれば、お店の利益があがりますよね。

FXでも同じことがいえます。ですから、FXデモトレード（バーチャルFX）で身につけたいスキルは、『商売のテクニック』と同じであると考えるとよいでしょう。

 

FXでは、『安く買う』『高く売る』の重要なポイントとなるのは、なんといっても「注文を出すタイミング」です。 最高に理想的なのは、相場の底で買って、相場の天井で売るということですが、これはあくまでも理想でしかありません。実際の取引では、相場の底も天井も過ぎ去ってみてはじめてわかることですから。

 

そこで普通に行われている取引が、

「相場が上り調子のときに買って、天井かと思えるときに売る」

という方法です。

 

また、今までの説明では『買って売る』というパターンのことをお話していましたが、逆に『売って買う』という順序でも、利益を獲得することができます。

これは『高く売って、安く買い戻す』という方法のことです。これらは非常にオーソドックスで初心者にもわかりやすいのですが、それだけに、「相場を予想してトレンドに乗ること」が思った以上に難しく、プロの投資家にとっても、最大に重要なポイントであるといるでしょう。

この『トレンドに乗る』ために、実際に活用されているツールが「ローソク足チャート」です。

失敗をたくさん経験する意義はなんでしょうか？

FXに興味をもち取引をはじめる人の特徴として、ハイリターンを期待しているケースが多いです。ハイリターンにはハイリスクがつきものなのですが、『自分だけは大丈夫』と思って取引をおこなっている人が、とても多いということに驚かされます。

 

●FXデモトレードを体験する

●しかも複数の会社を比べてみる

●失敗経験をあらかじめ積んでおく

という慎重で謙虚な人ほど『相場』で成功するものです。

 

『相場の値動き』というものは、机上の学習や知識の詰め込みといったことだけでは対応できないほど速くて、自分の思惑通りに値動きがしないと最初のころはあせることもあると思います。

これは『早くＦＸに参入して経験をつまなければ』という焦燥感を生み出しているようですが、そんなことはありません。知識もないのにＦＸに参入し、『ハイリスク』の部分だけをこうむってしまうトレーダーも多いのです。そして、そのショックからＦＸをやめてしまう人もいます。

 

FXデモトレードを活用する最大のメリットは、トレーダーが陥りやすい失敗パターンを、バーチャルで体験できることにあります。

例えば、壊滅的な損失額を出してしまったとしても、は本当のお金を失うわけではありませんので、実際には行うべきでない取引パターンを『ちょっとやってみよう』という好奇心から経験することができます。

 

また、デイトレードには、初心者のうちは慎重になったほうがよいでしょう。

なぜなら、プロの投資家の参入も多いデイトレードという方法は、素人に取り組みやすい、取引しやすい部分が多いのも事実ですが、これは『プロにとっても取り組みやすい』『取引しやすい』ということになるからです。彼らのテクニック・情報量には、素人が太刀打ちできるものではない、と心しておくことにしましょう。まずは、少しずつ経験値を重ね、学習することが大切です。