デイトレードについていえること

初心者がFXの知識を身に付け、経験を積む場として利用されているのが、「FXデモトレード（バーチャルFX）」です。

特に、「デイトレードに興味があってFXをやってみたい」という人は『デイトレードの良いところ』しか知らない、というケースもあります。

そのため、FXデモトレード（バーチャルFX）を活用して、成功も失敗も経験を積み重ねてみることが大切になります。

 

デイトレードが素人・初心者に向いているとされているのは、デイトレードは数十分～1日以内に全てのポジションを決済することになるため、

●負けても『やり直し』がききやすいこと

 

そして、判断材料がチャート中心に進むため、チャートの見方といったような数字に慣れさえできれば、

●初心者にも取り組みやすい、ということ

 

がいえます。

 

しかしながら、プロの投資家が参入しているデイトレードは、

●プロの投資家にとっても、デイトレードは取り組みやすい

ということが言えるのです。

なぜなら、素人が手をつけても太刀打ちできないほどのテクニックや情報、経験値を、プロの投資家は持っているからです。また、手数料の面でも、プロが取り扱う通貨単位は素人と比較すると大きくなるため、プロの投資家のほうが手数料が割安となります。

 

こうした理由から、いきなりデイトレードを考えるのではなく、「スワップトレード（中長期売買）から始め、地道に経験値をあげていくこと」が、初心者にはおすすめといえます。 

FX取引の流れについて

●新規注文●

 

新規注文（発注）とは、その名前の通り「新しく注文をすること」です。このとき、トレーダーは為替相場をみながら、自分の取引条件を決定します。

 

具体的には

「上昇気流にのっているなら『買い』」

「下降気流であれば『売り』」

という形式で、取引条件を決めて、注文をだします。

 

為替相場の見方、発注（注文）の方法などについては、実際のFX取引、あるいはFXデモトレードをやり始める前に、学んでおくとよいでしょう。実際の為替の値動きというのは、予想以上に早いものですので、気をつけてくださいね。

 

 

●取引成立●

 

次に、発注した注文が約定されると、売買が成立している状態がきます。この状態のことを「買い（売り）ポジションを保有している｣といいます。買い（売り）ポジションは、仮想口座に証拠金（仮想マネー）が残っているならば、複数のものを保有することができます。

 

そして、いよいよ損益の決定がされるのは、決済注文を出したときです。

 

 

●決済注文●

 

FX取引は

｢買った通貨を売る｣、

あるいは、｢売った通貨を買う｣

という注文を出し、それが約定された時点で、損益が決定されることになるのです。

 

 

決済注文をすることにより、

・その取引にかかったコスト

・注文手数料

・スプレッド

・スワップポイント

・為替差損益

のトータルが計算され、損益が確定することになります。＞＞＞●損益確定●

仮想マネーとはなんのこと？

仮想マネーを用いて行う取引のことを「FXデモトレード（バーチャルFX）」といいます。

 

大手の外為業者であれば、『外国為替取引仮想売買システム』を導入していることが多いです。具体的には、外為業者が提供する仮想口座（デモ口座）に、仮想マネーをストックして実際の取引を体験する、というものです。

 

「こんなまどろっこしいことは、自分には必要ない」と考える人は、FX取引にむいていないと言えるでしょう。なぜなら、FX取引をはじめとする金融商品や金融派生商品などの取引には、「実践だけでは限界がある」ということが、言えるからです。

 

特にお金がからむことというのは、冷静に感情をコントロールすることが難しく、場合によってはトレーダーが過熱して、大金を注ぎこみ、たちまち家族を巻き込むような大事に発展してしまう恐れがあるからです。

 

FXデモトレードを経験したい場合には『仮想マネー』を利用します。本当のお金ではなく、仮想マネーで取引を行うことによって、初心者が安心して、取引を体験できるというメリットがあります。取引環境としては、実際の相場を想定した環境が提供されていますので、デモ取引とはいっても、かなりリアルな取引が実体験できます。

 

FXデモトレードを利用する意義は『仮想マネーを使える間に、失敗をあえて経験して、危機感を養う』という経験を積むことができる点です。本当の自分のお金を使っていれば、こういう経験は簡単にはできませんね。

FXデモトレードを体験してみよう！

FXデモトレードとは？？？

 

まず、実際のお金を使いません。

「仮想マネーを利用して、FX（外貨証拠金取引）を体験してみよう！」というシステムで初心者向けです。

 

FXデモトレード（バーチャルFX）の正式名は、

『外国為替取引仮想売買システム』といいます。

 

これは、外為業者が提供する仮想口座（デモ口座）を利用して、仮想マネーによって、実際のFX取引を体験できる仕組みになっています。主要大手の外為業者であれば、たいていの企業が導入しているシステムですので、実際に取引会社を決める前に、複数の業者のデモ取引を体験してから、本番のFX取引に臨むようにするとよいでしょう。

 

机上の学習、用語の勉強や相場の値動きについての知識を得ることも、もちろん大切です。FX取引にかぎらず、金融商品というものは、「実践だけでは限界がある」ということが言えるのです。そして、実際の取引に近いバーチャルな体験をしてみることも、同様に必要となります。想像以上に値動きの速い相場に、翻弄されてしまう初心者の方が、意外にたくさんいるものです。

 

相場の予想をし、どの通貨をペアで買うか、その時の投入資金、証拠金とレバレッジの関係などの戦略を立てるという部分には、机上の学習である程度理論をつかんでおかないと厳しいものがあります。また、一方で、売り買いのタイミングなどは、ある程度「感覚」をつかまないといけません。それが、FXのおもしろさでもあり、難しいところでもあります。